今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄
「うーわ、マラソンの負け認めておいて銀くんの隣とか」
「何? 計算?」
ゆりちゃんが自分の髪に触れながら春花ちゃんに向かって大きな声で言い放つ。
わたしは顔を上げて廊下側の1番前の席になった春花ちゃんを見る。
「違っ…」
春花ちゃんは否定し、複雑な表情を浮かべていた。
相可くんの隣になれなかったゆりちゃんの悲しい気持ちすごく分かる。
わたしも今、同じ気持ちだから。
だけど、春花ちゃんを責めるのは間違ってる。