独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。



結局お姫さまだっこされたままで、保健室の前まで連れてこられると、俊が器用に片手でドアを開けていく。



その姿に、胸がドクンと高鳴った。



……体つきは細いけど、腕の力はやっぱり男の子なんだ。



中に入ると、先生の姿はなかった。



「とりあえず降ろすよ」


「うん、ありがとう。運んできてくれて……」



体をそっと長イスに降ろされる。



……それにしても、保健室にふたりっきりって。



なんだか緊張しちゃうな。




< 101 / 516 >

この作品をシェア

pagetop