独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「おたがい大変だけど気合いで頑張ろうね!じゃあまた明日ね、バイバーイ」
「うんっ、バイバイ!」
とびっきりな笑顔で手をふってくれる亜莉朱ちゃんに、私もにっこりと笑って手をふり返す。
私も急いで図書室に行かなきゃ。
とりあえず教科書をカバンに入れて……。
机に出していた引き用具をペンケースの中にしまおうと、手を伸ばした時。
「あっ、」
消しゴムが床にころころと転がりおちた。
あわてて拾おうとしゃがみこめば、私が拾う前に誰かの手が横から伸びてくる。