独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「嫌……っ!!こんな強引な人と遊ぶなんて……っ」
いっこくも早く離れたい思いで、手をふりはらおうとする。
「へぇ。おとなしいのかと思ったら、ハッキリ言うじゃん」
「美人だからってなぁ、調子乗ってんやないよ!」
「きゃ……っ」
おだんごにつけていた花の髪かざりを、乱暴に取られて地面に投げおとされる。
あわてて拾おうと手を伸ばしたけれど、通過していく人たちの靴にふまれて、どこか見えないところに消えてしまった。