独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
病院に着くと、俊はすぐに手術室に運ばれた。
「今から緊急手術を行います」
「あの……っ、助かりますか?」
「……今のところわかりません。ですが、私たちにやれるべきことは全力でやらせていただきますので」
「お、お願いします……!」
中に入って行く先生に、私は扉が閉まるまで頭を下げ続けた。
手術中の赤いライトが点いてから、近くの長イスに腰をかける。
胸のまんなかで両方の手を重ね合わせて、私はひっしにお祈りをし続けた。
そしていつの間にか眠気におそわれたのか、気づけば暗闇の世界に迷いこんでいた。