独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。


「ほら、泣かないで?食べなよ」


俊がやわらかくほほ笑んで、私の目にたまる涙を指でぬぐってくれた。


「うんっ……」


私はさっそく袋を開けて、うすピンク色のいちごパンを取り出した。


そしてひと口ぱくりと口の中に入れる。


その瞬間、ふわーっといちごの幸せな甘さが広がった。



「んふ、これおいっしいー!売り切れるくらい人気になる理由がわかるよ!?」

「ふ、喜んでもらえてよかった」


もちっとふんわりな生地の中には、たっぷりのホイップクリームが入っていて。


女のコが大好きな味だ。
これは……やみつきになる。

< 28 / 516 >

この作品をシェア

pagetop