独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「あ、そうだ!俊にもパンあげるね」
俊がくれたのに、私だけこのパンをもらうのは悪いと思い。
残りのパンをちぎって分けてあげようとすると。
俊は受けとる素ぶりを見せず、小悪魔っぽい笑みだけを浮かべた。
「ならさ、結々が食べさせてくれる?手で」
きれいな顔がぐいっと近づけられ、思わず体が固まる。
「……えっ、え」
「だめ?」
「だ、だめじゃない……だめじゃないけど……」
「じゃ、ちょーだい」
食べさせるなんて。
正直ハードルが高すぎでしかないけど、俊が望むなら……。
私は買ってもらった側なわけだし……。