独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「でも、まだ諦められないんだよね?
もう一度チャンスだって……」
言いかけたところで、話をさえぎるように亜莉朱ちゃんが背を向ける。
「私、こっちだから……じゃーね」
離れていく後ろ姿に、もう一度声をかけることもできず、私は手をぎゅっと力強くにぎりしめた。
私は、こういうときどうすればいいのかな……。
モヤモヤしながら、亜莉朱ちゃんの背中をいつまでも見送ったのだった。