独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。


「職員室からプリント持ってくるから、 静かに待っとけよ」


先生の言葉に、「はーい」と素直な返事をするみんなだけど。


きっと自由時間になるんじゃないかな……。


ドアから先生が出て行ったのを確認すると、前を向いてた生徒は後ろにくるっと体の向きを変えて、予想どおり友達とおゃべりタイム。


や、やっぱりね……。


私はとくに話す子もいないので、グラウンドでサッカーをしている男子たちを、窓からぼーっとテキトーに観察していた。


──グサッ


「……っ!!」


なにやら突然、頭の後ろに走るするどい痛み。


< 34 / 516 >

この作品をシェア

pagetop