独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「なんだよ、2人してぇ!悪いかよ!」
「悪かったわね。意外な展開で」
びっくりだ。
亜莉朱ちゃんと佐々木くんが、手をつないで登校するなんて。
もしかして、これって……。
「付き合ったの!?おめでとうーっ!」
「フフ、ありがとー。仕方なくこーちゃんと付き合ってあげることにしたわ」
言葉にはツンデレ要素が入っているけれど、表情はとってもおだやかで嬉しそうな亜莉朱ちゃん。
見るからに幸せそうだ。