独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「ふふ、そうだね。でも少しだけ、校長先生の気持ちもわかる気がするなぁー」
私がそう言うと、俊は意外そうな顔でこっちに視線を向ける。
「え、そうなの。たとえば?」
「この幸せな気持ちを誰かにも共感してほしいのかなっ」
自分だけじゃ、幸せの海に溺れかけちゃいそうで。
この幸せをおっそわけしたい、共有したい、って気持ちになる。
「なんちゃって……えへへ、」
でも、なかには誰かの幸せをよく受けとらない人もいる。
感じ方は人それぞれだから、みんながみんな幸せになるとは限らないんだよね。