独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
だって、かわいすぎる。
クールな俊が女のコみたいに信じるんだなって。
意外なギャップにハートがくすぐられてしまう。
顔をゆるませながら俊を見つづけていると、視線を窓にぷいっとそらされる。
「あー、もう……花火終わるからね!
よそ見してても知らないよ、僕」
ふふ、これも俊なりの照れかくしなのかな。
きっと。
「俊とずっと一緒に笑っていられますように……」
私は胸の前で手をふたつむすんで、花火にお願いごとをした。