塩彼氏の愛②  勘違い編
なんなんだろう?

私何かしたっけ?

側から見たら、めちゃくちゃカッコいいお兄さんが腕を組んで座ってるだけなんだけど

めちゃくちゃ不機嫌なご様子。

あの様子だと嬉しい話ではない事は確か。

てか、言いたい事があるのは
寧ろ、私の方なんだけどな…

まぁ、いいや
とりあえず、中に入ろう

カラン〜

喫茶店に入って辺りを見回すと
ユンちゃんと目が合った

軽く片手を上げて手招きするユンちゃん。

恐る恐る近付いていくと

「座れよ」
と、言われたので
頷いて向かい側に腰をかける。

「ハナ、久しぶりだな
とりえず、コーヒーでいいか?
アイス?ホット?」

「あっ、うん ホットで… ありがとう」

店員さんに注文を入れてくれ

すぐにコーヒーが運ばれてきて
一息ついた

その間、やたらニコニコしていた
ユンちゃん。

天使の笑顔ではあるけど
彼が笑顔の裏に怒りを抑えてる事は
幼なじみの私にはよーくわかる。

こわっ

なんなのよもう…

「さてと、ハナちゃん
なんで呼び出されたかわかるかな?」

笑顔を貼り付けたままのユンちゃん。

私は黙って首を横に振る。

「…なに?
どうしたの?
…私何かした?」


ここからはユンちゃん
怒涛のターンに入るため
しばし会話のみをお楽しみ下さい。
< 2 / 8 >

この作品をシェア

pagetop