廃屋の捨てられ姫は、敵国のワケあり公爵家で予想外に愛されています
「あ、あの……私は……?」
尋ねたのはナリスだ。
彼女は、ユグリス王子に媚を売るように上目遣いで見た。
こんな時でさえ、保身を忘れない姿には一周回って尊敬の念すら湧く。
しかし、ユグリス王子は侮蔑の眼差しで言い放った。
「王女ナリスはレグナント王太子の第二側室に迎える。ありがたく思え」
「そ、側室!?そんな……私は第一王女なのですよ!」
ナリスは唇を震わせた。
いずれどこかの国の王子を夫とし、フェルナンシア国の女王として立つはずだったナリスとしてみれば、第二側室などという立場は到底受け入れられるはずがない。
そんなナリスをユグリス王子は一蹴した。
「嫌なら召し使いになるといい」
「召し……つか……い?」
「これでもフェルナンシア王家には情けをかけているつもりなのだが?」
尋ねたのはナリスだ。
彼女は、ユグリス王子に媚を売るように上目遣いで見た。
こんな時でさえ、保身を忘れない姿には一周回って尊敬の念すら湧く。
しかし、ユグリス王子は侮蔑の眼差しで言い放った。
「王女ナリスはレグナント王太子の第二側室に迎える。ありがたく思え」
「そ、側室!?そんな……私は第一王女なのですよ!」
ナリスは唇を震わせた。
いずれどこかの国の王子を夫とし、フェルナンシア国の女王として立つはずだったナリスとしてみれば、第二側室などという立場は到底受け入れられるはずがない。
そんなナリスをユグリス王子は一蹴した。
「嫌なら召し使いになるといい」
「召し……つか……い?」
「これでもフェルナンシア王家には情けをかけているつもりなのだが?」