お兄ちゃんが好き
昼休み、3人でお弁当を食べていた。
「咲良って、男に興味ないの?」
「うーん、ないことはないけど、
好きとかよくわかんない。家族好きだし、まややれな好きだし。」
「亮くんは?」
「亮は幼馴染っ感じて、好きって言えば、好きだけど・・・。好きって何?」
「好きは好きだよ。
 一緒にいたいとかいつも考えちゃうとか。恋愛音痴の咲良にはわかんないか。」
まやとれなは笑った。
「バカにして。」

『好きかぁー。ないなぁ。わからない。』
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