貴方の優しさに甘えてしまった
先生はアパートで1人暮らしだった。
「どうぞ。」
「おじゃまします。」

「夕食、カレー作りました。温めますんで、食べましょう。」
「ありがとうございます。」

カレーを食べた。
「チューハイ飲みますか?」
「はい。じゃあ。飲みに行くと家出たので、少しは酔ってないとね(笑)」
「俺は駅まで送ってくんで、サイダーで(笑)」
乾杯をした。

園児のことを話したり、趣味の話をしたりした。旦那のことには一切触れなかった。

「先生。ありがとう。」
「2人で会う時は、先生やめませんか?
俺も、直美さんと呼びます。」
「じゃあ、光輝くん。」
光輝くんにギューっと抱きしめらた。
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