君のこと、釣ってもいいですか?
ホームルームが終わると

私は直ぐに教室を出た。

詩くんが来てしまう前に

帰ろうと思ったから。

「まて!」

後ろから声が聞こえたと同時に

私は腕を掴まれた。

「わっ」

引っ張られた瞬間、

私は後ろにコケてしまった。

「っいた、くな·····い?」

目を開けると

詩くんが私を庇ってくれていた。
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