ド男子に脅されています
　昼休みに事務所から連絡が入ることが多いため、教室ではなく、屋上で食べている。
　屋上は通常、出入り禁止だが、教師には事務所から説明をしてあり、特別に許可をもらっている。
　教師は、成績が良く名門大学に行ける偏差値の私を手放したくないが、学校で騒がれるのは困るようで、承諾してくれたのだ。
　
　昼休憩になり、屋上にこっそり上がり、お弁当を食べていた。
LINEがきた。マネージャーの山北さんからだった。
『電話できるようになったら、連絡して。』
私のタイミングを気にして、連絡してくれる。

電話をかける。
「お疲れ様です。
　今日は、Aスタジオですね。
　いつも通り行けます。
　宜しくお願い致します。」
電話を切った。

『今日はAスタジオか。どんな服着れるか楽しみだな』

昼休みが終わるころ、教室に帰り、席に着き授業を聞く。

授業が終わり次第、誰とも話さず、教室を出る。
自転車で駅に向かい、電車で１時間かけて、Aスタジオに向かう。

中に入るとマネージャーが待っていてくれる。
「お疲れ様。早速、メイクして着替えよう。」
メイクさんにメイクしてもい、衣装に着替え、撮影開始。

「ちょっとこっち向こうか。」
「その角度でストップ。」
「ポーズ変えてみよう。」
「それで行こう」
などと言われながら撮影。15着着替えて、今日の撮影終了。

スタッフに
「いつも遅くまで、ありがとうございます。」
と言って、撮影現場を出る。
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