SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
「後は二人で話をしてくれ…」

社長は私達に今後の話を丸投げをして、ベットを倒して眠ってしまった。

「出るぞ」

「あ、はい」
私達は廊下に出て、エレベーターホールに向かいながらも互いに何も話をしなかった。
「あ、あの…航様…」

私の方が彼に話し掛ける。

「・・・君は父さんの秘書を四年務めているようだね…」
「はい…」
「父さんは君の能力を高く評価しているけど、俺は女性秘書は望んでいない。できれば、男性秘書がいい」

彼は嫌悪感に満ちた顔で言い放った。

「まぁ、でも・・・父さんとの約束だから女性の君を秘書として受け入れる…まずは俺の宿泊先をリザーブしてくれ。早波さん」

「承知しました」

女性の私を邪険する航様。
私は反骨精神で、他の秘書の百倍頑張って、彼のコトを理解するよう努めた。

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