SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
「まぁ、野上…航に任せておけっ」

「しかし、会長」

「航…期限は一ヵ月以内だ。お前の秘書は早波さんしか居ないんだろ?」

「はい」

「なら、全力で説得するんだ。でも、失敗すれば、潔く見合いするんだ。いいなっ。航」

「見合い!!?」

「・・・そうだ。見合いだ…」

父の言う説得=口説けと言うコトか…

「承知しました…父さん」

「そうか…承知したか…」

俺も団子を一口で食べ、お茶を啜った。

「食べたか?」

「はい、では行こうか…」

二人でソファから腰を上げた。
< 39 / 160 >

この作品をシェア

pagetop