SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
部屋に運んだ勢いで、寝室へと向かう。
ダブルベットに寝かせようとしたが、私も社長と一緒にベットへとダイブしてしまった。

慌ててカラダを起こそうとすると社長が先にカラダを起こして、私の方へと倒れ込んで来た。

重なる二人のカラダ。

そして、そのまま社長は私のカラダをギュッと抱き締めて、そのまま寝息を立ててしまった。

「し、社長!!?」

彼は眠ってるはずなのに、私のカラダを長い手足で力を込めて拘束した。
私は身動きが取れず、彼の腕の中であたふたする。

丁度顔を上向かせれば、程よい厚みの美味しそうな彼の唇が見えた。

私は思わず彼の唇に自分の唇を重ねる。私のファーストキスを彼に捧げたのだ。
処女の私にしては大胆な行動に出たもんだ。私も酔っているかもしれない。
しかし、彼は私に唇を奪われても起きる気配がなかった。
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