SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
「航さん…酷いです」

「どうして?」

「首のトコにキスマーク付けたでしょ?」
「いいじゃないか…一つぐらい…」

「一つじゃないですよ…」

彼は私のカラダの至る場所に自分の証を残した。

「葉月の肌、白いから…目立つな…」

「・・・葉月の声って可愛いな…」

ブレックファーストを食しながら、彼は不埒なことばかり喋る。

「もう…恥ずかしいから…言わないで下さい」

私は彼の口にバケットを突っ込んだ。

彼は不敵に笑い、口に突っ込まれたバケットを齧った。

こんなに甘い新婚生活が待って居たなんて、予想外の展開。今からハネムーンが恐ろしい。

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