【BL】猫系先輩と犬系後輩



本物?



向こうは俺に気付いて居ない



俺達が向かおうとしていたカフェの窓際の席に

男といる

男は小さな赤ちゃんを抱いて

その向かいの席に嬉しそうに笑う春先輩




そうか…先輩

その人のこと好きなんですね

幸せになっているんですね





「ひ……ひさ…と?」

「帰ろう。郁也」

「でも、あれ先輩だろ?いいのか?」

「いいんだ……あんな幸せそうな顔見たら邪魔出来ねぇだろ」





ずっと気掛かりだった

先輩は幸せになったのか

どうしているのか




SPは付けていたが一々報告はするなと伝えていた

春先輩のこと聞くと会いたくなるから











< 106 / 191 >

この作品をシェア

pagetop