天空の姫Ⅲ ~二人の皇子に愛された娘~
「魔后宮を調べたところ、母上は水系術で殺されたことがわかりました…しかしこの魔宮にそのような強力な水系術を使える者がいるでしょうか?」
「水系術か…」
「私が記憶しているかぎりこの魔宮にはいないと思うのですが…何か心当たりございますか?」
「扱える者は数人心当たりがあるが…皆、殺す動機がない」
「そうですか…」
また別の手がかりを探さなければならないな…。
魔帝は先ほど目を通していた文を再び、横目に見て言った。
「思いあたる人物が一人だけいる」
「本当ですか!?父上」
「その者は強力な水系術を扱い、魔宮で密かに魔后を殺すことが出来て動機もある…そなたもよく知る人物だ」
私が良く知る人物?