天空の姫Ⅲ ~二人の皇子に愛された娘~



「白蘭様にご挨拶を」


色々と考えていたら数人の神に挨拶をされた。


朝議に向かうためか…。もうそんな時間なのね。


挨拶されたが、どれがどの神かわからず白蘭は一礼だけした。


「さすが天女の血を引くだけあって美しいですな」

「花も恥じらうとはまさにこのこと」

「天帝陛下と並ぶ姿はまさに麗しく、天宮の神の象徴」

「…ありがとうございます」


神は口々に白蘭を褒めた。


「ところでいつ婚姻を?」

「婚姻?」


なんのことだろうと聞き返すと神達は笑った。


< 80 / 258 >

この作品をシェア

pagetop