天空の姫Ⅲ ~二人の皇子に愛された娘~
「白蘭様にご挨拶を」
色々と考えていたら数人の神に挨拶をされた。
朝議に向かうためか…。もうそんな時間なのね。
挨拶されたが、どれがどの神かわからず白蘭は一礼だけした。
「さすが天女の血を引くだけあって美しいですな」
「花も恥じらうとはまさにこのこと」
「天帝陛下と並ぶ姿はまさに麗しく、天宮の神の象徴」
「…ありがとうございます」
神は口々に白蘭を褒めた。
「ところでいつ婚姻を?」
「婚姻?」
なんのことだろうと聞き返すと神達は笑った。