黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?
鈴鹿先生と芦屋先生は手早く準備を終えると、私にも座るように促して、3人でテーブルに着いた。
「くるみちゃんだって、これから正規になるんだし、うちの会員になりなさい!」
「えぇ……!」
「まぁ、猪沢くんみたいな人の相手も大変でしょうし、こういう発散の場も大事よ」
そう言って、手早く手元のワイングラスにワインが注がれる。
「「かんぱーい!」」
すぐに先生たちの明るい美声がリビングに響いた。