黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?

 私が言うと、壮汰さんは苦笑する。

「たぶん今はその時の比じゃないくらいモテてるよ。モテ方も意味合いが全然違うし、女に不自由なんてしないわけ。だからこそ、一人の女に絞るなんて、相当変わった奴でないとしないと思う」

「どういう意味ですか?」
「うーん……つまり、たまたま性欲を発散したくなった時、『近くにいる寄ってくる女なら誰でもいい』って感じ?」
「誰でも……」

 意味が分かるような分からないような……。

 ただ、女なら誰でもいいとは聞き捨てならない。
 私は、思わず眉を寄せる。


 私は修のそういう面を、これまで知ろうともしなかったし、見たこともなかった。
 だって私にはずっと優しい幼馴染だったのだから……。

 そしてそれは知るには今は少し怖いと思ってしまった。

< 165 / 388 >

この作品をシェア

pagetop