黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?
私は修をキッと睨むと続けた。
「そういう、女性たちいるよね? 身体だけの関係みたいな」
「うーん……身体だけ、か。昔はいたけど……」
「やっぱいたんだっ。最低! なんでさっき嘘ついたのよ!」
思わず言うと、修は困ったように息を吐く。
「くるみが言い出したんだろ。でも学部生時代位だよ。研修医の時とかそれどころじゃなかったし」
「じゃあ、私と住んでた時は?」
「いるわけないだろ」
「はぁっ⁉ なんで⁉」
そう、思わず叫んでいた。
その声の大きさに、他に中庭を散歩していたカップルもこちらを振り向く。