黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?
私はさきにアデニンの小屋を掃除する。
アデニンを手に乗せると、きょとんとした顔で私を見た。
「なんできみはあっさり修に懐いたのよ……」
アデニンは最初に修に懐いてから、起きている時に修が近くを通ると近寄っていくようになっていた。
色々考えずに本能的に安全な相手だと感じると懐けるのが動物のいいところだし、うらやましくもある。
(そもそもなによ……。うらやましいって……!)
私はアデニンを綺麗になった小屋に戻し、すくりと立ち上がると、このまま家にいるのはなんだか精神衛生上よろしくないような気がして、先に買い物に出ることにした。