黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?

「ふぁ、ふぁいっ……んっ」

 頷いたと同時、唇が重なる。
 それから何度も啄むようにキスされて、目を瞑ると、そのまま舌が口内を這いまわった。

「んんっ……!」

 久しぶりの濃いキスに頭がクラクラする。後頭部を持たれ、何度も舌を這わせられ、うっとりした目をした修と目が合うと、自分の視界が霞んだ。

「かわいい。くるみ」
「んっ……」

 またドキリとして、そのうち舌を自分から絡ませていた。

 頭から指の先までドキドキしてる……。これは、なんだろう。

 もっと、修とキスしたくて。
 知りたくて……もっともっと修の近くにいたくなって。


ーーーこのまま、修になら食べられても……。
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