黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?
深夜、遅くに修が帰ってきたとき、私は思わず玄関まで走って修に飛びついていた。
「おかえりっ」
「ただいま」
修はそう言うと、微笑んで私の背中に腕を回す。私も修をぎゅう、と抱きしめた。
「少しは栄養補給になる?」
「すごく」
「ほんとに?」
「あぁ」
「あ、でも、ご飯もある。先にお風呂?」
「ありがと。でも、くるみも仕事あるだろ。無理して起きてることないからな」
「無理はしてない。したいから、してるだけ」
私が言うと、耳元で微笑む気配がした。
修が嬉しいなら、私も嬉しい。そんなふうに思っていた。