黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?

 今日は女性医師も一緒だからいいだろうか……と思うと、その女性は私を一瞥して、
「あなた……修の婚約者の?」と眉を寄せる。

(まだ婚約はしてないけど……)

 でも今週末、私はその答えを出さなきゃいけないんだ。

(っていうか、この人、修のこと名前で呼んでる?)

 そう思ったとき、その女性は加える。「私、あなたにこの前、食堂で会ったわ。修が帰国してすぐ」

 そう言えば、学食で修が勝手に婚約者だと宣言したことがあったことを思い出した。あの時いた女性の中に彼女もいたということだろう。

 それを聞いて、壮汰さんがおもしろそうに笑った。
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