黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?
―――きっと土曜、私は決断しないといけない。
それを自分自身もずっと待っていた気がした。
木曜の夜、私はなんとなく実家に帰っていた。
電車を乗り継いで1時間半。
案外近いが、大学に入って一人暮らしを始めてから、実家に戻るのは年末年始やお盆の、年に1~2回だ。
実家の小さな一軒家に入ると、母がお茶とお気に入りのとうがらしせんべいを出してくれた。
ちなみに私がお土産で持ってきたのも、とうがらしせんべいだ。母は結構我が強いので、これと決めたらなかなか変えない。
(お土産選びは簡単なんだけどさ)