黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?

 どう誤魔化そうか悩んでいるとき、研究室のドアが3回ノックされた。

「はい、どうぞ」

 鈴鹿先生が言い、研究室のドアが開いて入ってきた人物を見て、私は言葉を失った。

ーーーなんと、修だったのだ。


(なんでここに来るのよぉぉおおおおお⁉︎)

 思わず叫びそうになって口を噤む。
 修は私の方を見て一瞬目を細めると、顔を鈴鹿先生の方に向けて頭を下げた。
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