黒歴史な天才外科医と結婚なんて困ります!なのに、拒否権ナシで溺愛不可避!?
遅い夕飯を食べて、それから修はシャワーを浴びにバスルームに行って、私は自分の部屋ではなく、リビングで修が来るのを待っていた。
お風呂上がりの修から、同じシャンプーとボディソープの匂いがする。
私はそれが嬉しくてまた微笑む。
「まだもう少し本読みたいんだけど」
「私も隣にいていい?」
「いいよ」
修がそう言ってくれて、嬉しくて微笑む。
修がソファで医学書を読みだすと、私はその横で修にもたれかかった。
ただ、修はずっと真剣にそれを読んでて、私は30分もしないうちにそれがすごく寂しくなってしまって、修に抱き着いた。