蒼い炎
「っん!きゃー!」
何回か繰り返していくうちに体の緊張が解ける。その隙に細い首筋に食らいつく。
「っあ…」
やはり甘い。同胞の血は思えぬほどの甘美。これに酔うのも納得がいく。
自然と牙を深く入れる。相変わらずいい声で鳴く。
牙を離す頃にはファナの意識は飛んでいる。いつものことだ。
ファナをベッドに横たえ、その隣に身を横にする。
あどけない中にどこか妖艶さをうかがわせる。こんな子どもがこのような顔をするとはな。
高揚した頬を撫で、小さな体を抱き寄せる。
ファナは娘。それは紛れもない。だが、ファナは所有物でもある。
このまま、ここに置き続けたとして。ファナは成長する。完全に婚礼のできる歳になった時、ファナを手放せるだろうか。いっそのこと、ファナを嫁に迎え入れてもいいかもしれないが、ファナはそれを是とするだろうか。