HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
「仕方ないな…俺がベットまで運んでやるよ」

「えっ?」

達生さんが私をお姫様抱っこした。

「これでもう逃げられない…雪姫」

「達生さん!?」

私は抵抗して体を揺する。

「おいっ!?暴れるな・・・落ちるぞ・・・」

「・・・」

「俺の方から落としてやろうか?」

「それは嫌です…」
私は抵抗を止めて、大人しく彼の腕の中に抱っこされた。

お姫様抱っこされたまま…一緒に寝室に向かった。

「今夜の香り…いつものパフュームと違うな…」

「今日初めて付けるパフュームです」

このパフュームは男性をその気にさせる媚薬入りのパフュームよと明姫からプレゼントされた。

「いい香りだ…君に合ってるよ」

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