HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
初夜を終え、二人の仲は一気に深まった。

彼は十代の盛りの付いた少年のように夜毎に私を求める。

彼の強欲に私の方が音を上げていた。

私たちはフレンチのフルコースを食べながら、ケーキの入刀、スピーチ、余興を楽しんだ。

「俺は出席者の人たちに挨拶して来る」

「私も行った方がいいですか?」

「そうだな…」

私たちは二人でテーブルに置かれた瓶ビールを持って挨拶回りをした。

和んだ雰囲気の中、披露宴は終了した。

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