HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
スイートルームの待ち人
最上階のフレンチレストラン。
見合いの席の時間帯では見れなかった都心の夜景が硝子の向こうに広がっていた。
「乾杯するぞ。雪姫」
「あ、はい」
彼に促され、スパークリングワインの入ったグラスを手にして乾杯した。
静かな個室で食す極上のディナー。
彼は手慣れた雰囲気でナイフとフォークを使い食材を切り分けて口に運んだ。
上品に食べる彼に見惚れてしまい、手を止めてしまった。
そんな、私を不思議に思い今度は彼の方が手を止めた。
「君の口に合わないのか?」
「いえ…大丈夫です」
私もナイフとフォークを持ち、フィレ肉を切り分け、口に運んだ。
「緊張しているのか?」
「まぁー…はい」
「ふうん、そうか・・・後の方がもっと緊張するぞ」
私は首を傾げて質問した。
「どうしてですか?」
「ディナーの後はこのホテルのスイートルームに宿泊するから」
「えぇ~っ!?」
見合いの席の時間帯では見れなかった都心の夜景が硝子の向こうに広がっていた。
「乾杯するぞ。雪姫」
「あ、はい」
彼に促され、スパークリングワインの入ったグラスを手にして乾杯した。
静かな個室で食す極上のディナー。
彼は手慣れた雰囲気でナイフとフォークを使い食材を切り分けて口に運んだ。
上品に食べる彼に見惚れてしまい、手を止めてしまった。
そんな、私を不思議に思い今度は彼の方が手を止めた。
「君の口に合わないのか?」
「いえ…大丈夫です」
私もナイフとフォークを持ち、フィレ肉を切り分け、口に運んだ。
「緊張しているのか?」
「まぁー…はい」
「ふうん、そうか・・・後の方がもっと緊張するぞ」
私は首を傾げて質問した。
「どうしてですか?」
「ディナーの後はこのホテルのスイートルームに宿泊するから」
「えぇ~っ!?」