HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
私がようやくデザートに辿り着いたのを見て、彼もホッとした様子でコーヒーを啜った。
「雪姫が俺を嫌っていても…結婚するぞ」
「私の方が立場が弱いし…自分から結婚を止めようとは言いません」
「そうか…それを訊いて安心した。それよりも俺のデザートも食べるか?」
彼は自分用のデザートの苺のミルフィーユを私の前に置いた。
「苺嫌いなんですか?」
「ミルフィーユが嫌いなんだ…パイ生地のサクサク感が苦手なんだ」
「そのサクサク感がミルフィーユの売りですよ」
「いいから…黙って食べろっ」