HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
「二人とも一緒に寝てないのか・・・」

私の叫び声を訊いて伊集院さんも寝室に駆け付けた。

「敦司さんが悪いんだ。俺と雪姫のキスを邪魔するから…あれはワザとだろ?」

「ワザとじゃないぞ」

「絶対にワザとだ…」

「・・・朝から私に突っかかるとは…まぁ私も今は独身だし…特定の女性もいない。雪姫さんはまだ…達生と入籍してなかったな…」

「え、あ…」

「敦司さん!?」

「私にその気になられて、困るなら…その妙な嫉妬はするなっ…達生」

「俺は別に嫉妬なんて…」

達生さん自身、嫉妬している自覚がなかった。



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