この恋の結末は

帰りにスーパーにより買い出しを済ませる。

帰宅し、美琴の好きなおつまみを作りながら気持ちの整理をする。

優君のことは誰に何と言われようが嫌いになんてなれなくて、でも、距離が開いているのも事実で、本音で話せていないのも事実。それもたぶんお互い様なんだろうな。私のその態度で気を使わせていたのかな、ダメだ、泣けてくる、料理が好きなはずなのに全然集中できない。気持ちの整理もできない。

優君から仕事が終わったら電話をすると連絡が入っていたが上手に気持ちを話せないことは目に見えてわかっていたし、気持ちの整理がしたいのもあり美琴が泊りにつくから厳しいと逃げたしまった。

”ピンポーン”

「本当に来てくれたんだ。ありがと。仕事お疲れ様」

「もちろん！親友ですから！！愛菜もお疲れ様。また、、泣いてた？」

「うん、、少しだけ、美琴が来る前に気持ち整理しようと思って、、とりあえず中はいって、、」


リビングにお酒とおつまみを並べ
「無理しなくていいって言ったのに、ありがとう、しかも私の好きなおかずばっかり。」
「ぜんぜん、気持ち整理できると思って始めたけど全然まとまらなくて、、」

話しながら女子会はスタートした。

「で、どういうこと？愛菜はこの先どうしたいの？」
「わからない。どうすればいいんだろう、、」
「でもさ、八神もそうとう焦ってたし、話したそうだった。それがおのずと答えなんじゃない？」
「本人の口から真実を聞くのが怖い。」
「そうだけど、」
美琴には嘘をつきたくない。でも、私でもどうしていいかわからないし、いつか来る終わりにおびえる日々をやめたいと何度も思っても優君と一緒に過ごした日々を思い出すたびに、もう少しって、もう少しだけはって思ってしまうんだ。すごく未練がましいが失いたくないって思ってるんだ。けど優君のためを思うなら終止符を打つべきなんだろう。。

「本心で話さないと、このままだと本当に後悔するよ。後戻りできなくなってからじゃ遅いんだよ、、」