この恋の結末は
次の日、少し早めに出勤し、心の準備をする。
部長が出勤をし、頭の中で整理して、重い腰を上げる。

「おはようございます。部長、少し、お時間よろしいですか?」
「あぁ、大丈夫だ、会議室でいいか?」
「お願いします。」
二人で会議室に入り重い口を開ける。
「転勤の件ですが、私に行かせてください。」
「それが、お前らが出した答えか?」
「はいそうです。」
「意外だったな、橘は残ると思ってた。」
「私も意外です。でも、決断したからには精一杯努めてまいります。」
「あぁ、頼もしい。でも、無理はするなよ?これから、忙しくなるが、任せる仕事は振って引継ぎもよろしく頼む。」
「わかりました。」

そう言って会議室を後にした。これから忙しくなる。頑張らなければ、、、
忙しくしてれば優君のことを考えなくてもいい、、そう思ってる時点でもう終わっているのかな、、、
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