この恋の結末は

とは言ったものの、愛菜の本部移動を事前に知っていた僕はすでにいい物件を見つけている。それに、今度愛菜が仕事でこっちに来る再来週に内見の予約だって入れてある。存分に僕の本気を身に染みて感じればいい。逃がさないよ、愛菜、愛してる。きっとこの事実を全部知ったら愛菜は本気で引いたしまうだろうから、今は隠したままで、

「明日も早いし今日はもう寝よっか、早く会いたい愛菜、」

「そうだね、私も会いたい、早く2週間たたないかな、」

「きっとあっという間だよ、それにこっちに来たらずっと一緒にいられる。もう寝よっか、おやすみ、愛菜、愛してる」

「おやすみ、優君、愛してる」

あぁ、本当に待ち遠しい。体温を感じられる距離にいられることがどれほど、幸せなんだ。
君の声が聴けるだけで明日の憂鬱な仕事もがんばれる気がする。
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