この恋の結末は
その日の夜も、電話をしていた。
「もしもし、優君?今日は報告があります!なんと、本部に移動が決まりました!!」
「、」
「もしもーし?驚きすぎて声も出ない?お待たせしすぎたかな、でもようやく同じ距離にいられるね!」
かわいい、かわいい、かわいすぎる。
会いたい、会いたい、早く会って抱きしめたい。
「そっか、いつから?」
「え、そんだけ?もっと驚いたとか、感想ないの?」
知ってたよ、なんて言ったら君は何て言うかな、だなんて野暮なことを考えていた。
でもそんなことより、
「ねぇ、愛菜、こっち戻ってきたら一緒に住も?」
「え、待ってよ、そんな急に、」
「急じゃない、ずっと考えてた。それに、もう逃がさないって言わなかったっけ?」
「そうなんだけど、、次、仕事でそっち行くとき内見の予約もしちゃったし」
「は?なんでよ。
すぐにでもキャンセルしてください。ていうか愛菜さん、僕と暮らすっていう選択肢は考えなかったんですか?」
「いやだって、戻ったらきっと今よりもずっと忙しくなるし、迷惑しか「迷惑なんて思わないって言わなかった?遠慮はいらないって言わなかった?俺のことまだ信用できない?」」
あぁ、愛菜、君は何もわかってない。こんなに、僕が思っていても、きっと気付いていないんだ。もっと、もっと直接、伝えなければ、理解してくれるかな。逃がさないよ。
「ちが、そうじゃなくて、「ということで愛菜さん一緒に住みましょうか。家は僕の家にする?それとも新しい物件探す?少し探しておくね」」