この恋の結末は

それでも優君は、言葉を止めてはくれなくて、
言葉を選ぶように、少し間をおいて、
「これから先、何十年、何百年先も愛菜と一緒に時を刻んでいきたい。」
次の瞬間、小さな箱がテーブルの上に置かれる。深い色のケース。開かれた中で指輪が光っていた。

「、橘愛菜さん、僕と結婚してください。」

音もなく、世界が止まった。
喉の奥が熱くなって声が出ない。もしかしたら、とか思っていたけれど、期待して落胆するのが嫌だからと考えないようにしていた。
それに、一度逃げ出しそうになった身だし、。

「返事は?」
優君がいつになく真剣で、でも少し不安を交えた顔で私を見つめる。

「、、。よろしく、お願いします。」
震える声だったけど、それが今の私の全てだった。あぁ、幸せだ。視界がぼやける。この景色は一生覚えておきたいのに。


優君が少しだけ力を抜いたように笑う。
お互い何も言わずに抱きしめ合う。こんなに幸せでいいのかな。
「ありがとう。一生幸せにする。」
「私だって、負けないくらい幸せにするもん。」
「それは勝負だな。」
これから、どんな未来が待っていても優君と二人なら、乗り越えられる気がする。



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