この恋の結末は
そしていつもとは違う朝が来る。

目が覚めると無防備な彼の寝顔。このままずっと見ていたい。なんてね。

今日は残念ながら平日のため重たいからだを起こし支度をはじめる。

朝ごはんは優君のために少し豪華にしよう。ちょっと贅沢な紅茶も入れよう。今日と残りの平日も頑張れるように。

「優君、そろそろ起きないと、」

「う、あと五分、、」

あぁ、このまま寝かせておいてあげたい。こんな無防備で甘えたなところを私が独占していてもいいのだろうか。

「ほんとにもう起きないと、起きて!」

その瞬間手をつかまれて布団に横たわってしまった。

「あと少しだけ、一緒に寝よ?」

「遅刻しちゃうでしょ。ダメだよ。」

「もーー、うるさい目覚まし時計だなーーー」

「まなはさ何時も頑張ってるからたまには息抜きしていいんだよ。もう少し甘えて売れてもいいんだよ?」


「はいはい、ありがと。でも本気で起きないと遅刻するよ」
少し泣きそうになった顔を隠しベッドを出る。
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