実らない恋だとしても… あなたへの想いが溢れそうです


「あ…。」


そのまま押し倒されて、また口づけられる。

夢中でキスを受け、キスに応えているうちに真穂の心に喜びが湧いてきた。


『私は、彼に求められている…!』


洸への想いは、絶対に叶わない恋だと思っていた。

この人の隣で笑っていられたらどんなに幸せか…。
そんな夢を見ているだけだった人が、私を求めてくれている。


夏子が言った『遊び』という言葉がどこか遠くで聞こえるけれど、
もう、そんな事はどうでもいいじゃない。



私の身体が、彼を求めているんだもの。


私の身体が、彼を欲しがっているんだもの。


あなたに抱いて欲しい!

遊びかもしれないけど、今は、抱いて…!





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