君とベビードール
「…まったく、君は…。」
はにかんだように笑う先生。
狭い玄関に立ったまま、抱き合ってキスをして、笑いあう。
交わされるのは、痛いほど甘い会話。
まだ、たくさんの時間を2人で過ごした訳じゃないけれど、
こんなに落ち着けて、大好きで、素直になれて、安らぐ人は、他にはいない。
今までのあたしの過ごしてきた時間が、もったいないと、感じてしまうほど。
もう、あたしこそ、先生なしじゃ、いられない……。