君とベビードール
食事が終わって、先生が後片付けを買って出てくれた。
手伝おうとしたあたしを、
「いいから、いいから。君は座っていて。」
言ってくれた、先生。
ワイシャツを腕まくりして、お皿を洗う後ろ姿が、とてつもなく、かっこいい。
やばい。あたしやっぱ重傷だ…。
うっとりと、背中を眺めていたら、携帯の着信音が先生の鞄から聞こえてきた。
「先生。携帯、鳴ってます。」
声を掛けると、
「あぁ。悪いけど、持ってきてくれるかい?」
手の泡を流しながら、先生が振り向いた。